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田村研究室

コンピュータリテラシー2

Computer Literacy 2

2010
10/26

第6回

目標

  • 日本工大のネットワーク環境を理解する
  • ホームページの仕組みを知る
  • ホームページの公開方法を試す

インターネットとWebページの概要について

  • インターネットとは
  • HTTPサービスとは

    日本工大のネットワーク環境について

    日工大のファイアウォールについて

    日工大では,学内LANとインターネットの間は,ファイアウォールを介して接続されている.ファイアウォールとはセキュリティ向上のために,内部ネットワークと外部ネットワークの間の通信を監視し,あらかじめ許可された通信しか認めないシステムである.昔の関所や,現在の税関のようなものである.

    日工大のファイアウォールでは,原則として外部から内部への通信を一切遮断している.例外としてサーバマシンへ届く電子メールと,サーバマシン上で公開するWebページへのアクセスだけが認められている.

     外部からのアクセス   → × (ファイアウォール)   学内パソコン
     外部からのメール    →  (ファイアウォール) → 日工大メールサーバ
     外部からのWebアクセス →  (ファイアウォール) → 日工大Webサーバ
    

    内部から外部への通信も,telnetとsshとftp程度しか認められていない.また,Web参照はプロキシー(代理)サーバを経由することで外部への接続が認められている.プロキシーサーバについては後述する.そのほかオンラインゲームやファイル交換ソフトをはじめとする各種ネットワークアプリケーションは外部への通信が一切できない.ただし学内のマシン同士ならば通信可能である.

    そもそも日工大の学内LANでは,プライベートアドレスが使われているため,直接外部から内部のマシンへ接続することはできない.

     外部のサーバ           (ファイアウォール) × ← 学内パソコン(ゲーム・ファイル交換ソフト) 
     外部のWebサーバ       ← (PROXYサーバ)     ← 学内パソコン(Webブラウザ)
     外部のssh/telnet/ftpサーバ  ← (ファイアウォール)  ← 学内パソコン(ssh/telnet/ftpソフト)
    

    学生用サーバ

    日工大では,各学科別に学生向けのサーバを用意している.サーバとは「サービスを提供するコンピュータ」を意味する一般的な用語である.提供するサービスの種類によって,例えば電子メール機能を提供する「メールサーバ」などと種別が存在する.

    創造システム工学科とものづくり環境学科の学生向けのサーバは次のマシンである.

    ホスト名   sstu
    FQDN      sstu.nit.ac.jp
    IPアドレス 202.18.172.70
    
    ホスト名   pstu
    FQDN      pstu.nit.ac.jp
    IPアドレス 202.18.172.75
    

    この学生サーバは次のサービスを提供している.

    • 電子メールサーバ
    • Webサーバ(ここに演習でWebページを作成する)
    • DNSサーバ(ドメイン名サービス)
    • ntpサーバ(時刻同期サービス)
    • ftpサーバ(ファイル転送サービス)

    パスワードの変更方法

    学生用サーバへアクセスするためにはパスワードが必要であるが,すでに学生全員に電子メール用のパスワードとして配布されている.実はこのパスワードは電子メールだけではなく,この学生用サーバへのアクセス全般のためのパスワードである.配布された初期パスワードは次のページで変更することができる.このページは学外からもアクセスできる.

    このページの説明については,パスワードの変更について(学内専用)に書かれいる.

    学生用電子メールについて

    日工大では学生全員に電子メールアドレスを配布し,自由に利用できるようになっている.教員や大学からの連絡に利用される.特に就職活動のときに企業への連絡に使用すれば,相手からの信用度もあがることが期待される.

    日工大が学生全員に提供する学生用電子メールのアドレスは,学籍番号の頭に学科の記号「s」か「p」を付加し,日工大を意味する記号をアットマーク(@)以下に続けた次が使用できる.

    s学籍番号@sstu.nit.ac.jp
    p学籍番号@pstu.nit.ac.jp
    

    これは「ユーザ名@学生サーバのFQDN」という表現形式で,そのサーバに登録されているユーザを示す.

    一般のメールアドレスの場合には,FQDNではなくホスト名を省略したドメイン名を使用することも多い.それには,ドメイン名を管理しているDNS(Domain Name Service)サーバにドメインを代表するメールサーバを登録しておく必要がある.(※DNSサーバには,メールサーバを登録するためのMXレコードと呼ばれる項目がある.)しかし日工大ではこのMXレコードに教職員用のサーバが登録されているため,学生が利用するメールアドレスからsstuやpstuというホスト名を省略できない.

    Webメールの使用方法

    日工大では2005年10月1日より,自宅など学外からでもメールを読み書きできるようにWebメールが導入された.Webメールとは,Webブラウザを介して特定のURLにアクセスすることでメールを読み書きできるようにするWebアプリケーションプログラムの一種である.

    Webメールを利用するには,次のリンクをクリックし,その下に書かれているようにユーザ名とパスワードを入力すること.

    ユーザ名:   s学籍番号またはp学籍番号
    パスワード: 学生サーバのパスワード(電子メール用のパスワード)
    
    

    メールの転送設定について

    メールを転送することもできるが,それにはFTPソフトを使用する.ここを参照のこと.

    学生用ノートPCの接続について

    我々は学生にノートPCの購入を勧め,大学に持参してもらうことを期待している.持参したノートPCは次のように学内のいたるところで無線LANでインターネットに接続することができる.

    プロキシーサーバの設定

    日本工業大学では学内のマシン用のプロキシーとして202.18.170.35を用意している.持参したノートパソコンを次のように設定して自由に利用してよい.

    その他の情報

    その他,学内LANに関しては,次のページに情報がある

    学生用のWebページ作成環境

    この講義では,学生用サーバの上に演習用のWebページを作成する.ここに学生用サーバを利用してWebページを作成するための要点をまとめておく.

       
    • 各自のURL: http://sstu.nit.ac.jp/~s1104xxx/index.html
    • URLとは: Uniform Resource Locaterの略でWebページの位置を示す記号
    • 各自のページ格納ディレクトリの位置:~/public_html
    • アクセス権の注意: ディレクトリ・ファイルとも他人に対してRead属性がないと参照不可
    • ページの作成・編集手順:sstu.nit.ac.jp上にWebページとなるファイルを作成・編集するだけ。ただし、sstu.nit.ac.jp上には、日本語を編集できるエディタ(emacs,muleなど)が無いため、別のマシンで作成したファイルをftpコマンドで転送

    Webページの作成方法

  • HTMLによるWebページ作成