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目次
HTTPサービスとは
Webでの情報検索
WWWとは,文字・音声・画像・動画等も含んだハイパーテキストを閲覧する仕組みを軸に,簡単な方法で世界中のインターネット上にある様々な情報資源を利用したり,誰でも自由に情報を公開したりすることができるような,情報システム全体のことをいう.IEやFirefoxなどのソフトウェアは,それら情報を取得して表示するWWWブラウザ(情報閲覧するためのソフトウェア)の代表である.
検索サイトとは
広大なインターネット上にはたくさんのWebサーバが存在し,それぞれのサーバの中にはさらに無数のWebページが存在する.インターネットの創成期にはコンピュータの専門家ぐらいしかペー ジを作成する人が存在せず,その結果コンピュータに関係する内容のWebページが中心であった.しかし,その後インターネットが広く普及すると,一般の人が様々な情報を発信するようになった.
きわめて初期の頃からこれら多量のページの中から,必要なページや,おもしろそうなページを見つけ出すために,検索サイトが創られた.検索サイトとは,キーワードなどを入力することで,そのキーワードに関係すると思われるページを探しだして,その一覧を表示してくれるページである.この検索サイトの草分けがyahooであり,現在Googleなどに代表される様々なサイトが登場している.
国内向けの検索サイト
現在,国内向けの検索サイトとしては次のようなサイトがある.
この中で,世界でもっとも使用されているのは,googleといわれている.
googleでの検索の仕方
基本的には,検索ボックスの中にキーワードをスペースで区切って並べて入力するだけである.この場合すべてのキーワードに関係するページを検索してくれる.例えば次のようなものである.
1番目のキーワード 2番目のキーワード 3番目のキーワード
通常の検索(AND検索)
このようにすべてのキーワードに関わる検索を,「AND検索」と呼ぶ.このANDとは論理演算のAND演算(論理積)の意味で,日本語に置き換えれば「さらに」を意味する.つまり次の個々の条件をすべて満たすような全体としての条件を表現する.
1番目のキーワードを含むページ 2番目のキーワードを含むページ 3番目のキーワードを含むページ
OR検索
AND検索に対して,この個々の条件のうち,どれか一つでも該当すればよいとする条件も考えられる.この条件を「OR条件」と呼ぶ.これもOR演算(論理和)を使用するための言葉であり,日本語でORを置き換えれば「または」に相当する.
OR検索を必要とするのは,例えば,「windows」と「ウィンドウズ」のように同じものを指す違う表現の言葉などがあるためである.これらを一括して検索しないと,検索漏れが生じる.(※Googleでは,これらを自動的に行ってくれているが,完璧ではない.)
GoogleでOR検索をするためには,次のようにORキーワードを含めること.このORは大文字でなければならず,orのように小文字では機能しない点に注意.
1番目のキーワード OR 2番目のキーワード OR 3番目のキーワード
除外キーワード
通常の検索では,関係ないページを大量に引っかけてしまうような例もある.例えば,ある製品名をキーワードにしてその製品情報のページを探していても,誰かの日記サイトばかりが検索されてしまうような事態がある.その場合には,日記サイトを除外したくなる.
あるキーワードを除外したい場合には,次のように「-」を指定すればよい.-記号の前に必ずスペースが必要な点に注意すること.
探したいキーワード -除外したいキーワード
例えば先の日記サイトを除外したい場合には,次のようになる
探したいキーワード -日記 -blog -ブログ
フレーズ(短文)検索
通常の検索では,単なるキーワードの羅列を指定するだけだが,一連のキーワードがつながったフレーズ(短文)を検索したいこともある.この機能は特に英語などの場合には重要である.日本語の場合には,単語と単語の間にスペースをはさむことはないが,英語では単語と単語の間にはスペースがあるため,そのままではばらばらのキーワードを指定したことになってしまう.
例えば,日本工大を意味する英単語は,Nippon Institute of Technologyであるが,このひとまとまりのフレーズを検索するには次のように指定する.
"Nippon Institute of Technology"
または
Nippon-Institute-of-Technology
サイト内検索
ある特定サイト内の情報だけを検索したいこともある.例えば日本工大のサイト内だけから情報検索したい場合には,次のように指定すればよい
探したいキーワード site:www.nit.ac.jp
これでwww.nit.ac.jp内の情報だけを検索する.さらに,この指定はsite:nit.ac.jpと指定するようなこともできる.そうするとwww.nit.ac.jpに限らず,www3.nit.ac.jp内など,そのほかすべてのnit.ac.jp内のサイトからの情報を検索することもできる.