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生活環境デザインコースの概要DEPARTMENT

生活環境デザインコースとは

建築学科には「建築コース」と「生活環境デザインコース」の2つのコースがあります。
生活環境デザインコースでは、建築学の基礎を総合的に身につけるとともに、室内環境や住環境など人々の「身のまわりの空間」に焦点をあてて、そのデザインについて深く学びます。
また、これからの高齢社会における介護福祉環境の視点から、医学や介護学との連携をはかり、障害のある人もない人も、高齢者も若者も、みんなが快適に暮らせる人にやさしい生活環境の創造を目指します。

インテリアデザイナーや福祉・介護施設の設計に関わる建築技術者など、めざしたい職業にあわせて、2つの分野のいずれかに重心をおいて、その科目を中心に学びます。
心地よい室内空間を創造するデザイナー、高齢者にやさしい住環境を実現できる建築士など、エキスパートを育てます。


学びの系統

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住空間デザイン分野

インテリアデザインのセンスと建築の技術をあわせもち、住宅や店舗をトータルコーディネートできるデザイナーを養成します。建築に関する基礎知識を身につけた上で、設計製図においてインテリア空間の構想力・表現力を習得するほか、デザイン理論の学習、家具を実際に製作するなどのモノづくり体験も重視し、より専門的な知識を学びます。


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福祉空間デザイン分野

安全で快適な住まいの設計や生活福祉の環境をトータルコーディネートできるエキスパートを養成します。建築に関する基礎知識を踏まえ、高齢化社会に対応した住環境や社会福祉施設を題材に設計製図に取り組むほか、介護体験や生活環境実験演習を通して人と空間の関わりを体験的に学習し、専門的な知識と技術を修得します。


よくある質問(Q&A)

Q.生活環境デザインコースと建築コースの違いはどこですか?

A.「建築」から「まちづくり」までを対象に学ぶ「建築コース」に対して、日常の生活を営む身の回りの空間を扱うのが「生活環境デザインコース」です。1年生では建築学の基礎を身につけるために建築コースと共通の科目を多く学びますが、2年生からはインテリアや福祉空間にテーマを絞った、より専門的な科目を学びます。募集定員50名の少人数コースというところも魅力です。

Q.入学してからコースを移ることや、建築コースの授業を受けることはできますか?

A.入学してから他の学科・コースに移ることは原則できませんが、講義系の授業を中心に、建築コースの科目を受講することができます。また、4年生における卒業計画においては、建築コースの教員の研究室に所属することも可能です。ただし、あまり広く浅くというのではなく、4年間を通して深くじっくりと専門分野に取り組むのが望ましいと思います。身近な空間を扱い、またこれからの社会において求められている本学科の分野は、実感をもちながら深く関わることのできるものと思います。

Q.大学でインテリアを勉強するのと、専門学校でインテリアを勉強するのとでは何が違いますか?

A.大学には語学や幅広い教養を身につけるための授業があります。専門分野の内容も、単純に技術を習うのではなく、広い視野からものごとを考える力を養い、将来より総括的な視点から仕事に関わり活躍することを目的としています。

Q.自分はデザインのセンスにはあまり自信がありません。生活環境デザイン学科に入ってやっていけますか?

A.もちろん大丈夫です。デザインとは、見た目のかっこよさだけを指しているわけではありません。人が快適に暮らせる空間を丁寧に考え、設計することもデザインです。もしあなたが、「人が喜んでくれるような魅力的な空間をつくりたい」と思っているのであれば、ぜひ建築学科生活環境デザインコースにいらしてください。

Q.家具をつくる職業に就きたいと思っています。生活環境デザインコースでは建築や空間設計に関する科目が多くありますが、家具の仕事のために必要ですか?

A.家具をつくる職業にもいろいろあります。単体の置き家具をつくる場合もあれば、建物に造り付けるような家具もあります。特に造り付けの家具をつくる際は、建物の知識があることが大きな強みになります。魅力的なインテリアを創造する上で、家具と空間を一緒に考えていくことは、さまざまな可能性を広げることになります。

Q.福祉系の大学や学部が最近増えていると思いますが、生活環境デザインコースで行う福祉の勉強とはどのようなものですか?

A.多くの福祉系の大学や学部では、対人援助(相談援助技術、介護技術など)の学習が主体です。それに対して本学の建築学科生活環境デザインコースでは、介護の基礎や人々の生活スタイルを理解した上で、介護される人、する人を含め、みんなの暮らしを空間のあり方から支え、安心して快適に暮らすことのできる環境づくりを考えます。

Q.普通高校に通っているので、これまで建築やインテリアの勉強をまったくしたことがありません。大学からでも大丈夫でしょうか?

A.普通高校出身の学生でも1から建築の学びをスタートできるようなカリキュラムになっていますので、まったく問題ありません。在校生は普通高校出身者と工業高校出身者がほぼ同数であり、お互いによい刺激を与えながら勉強しています。

Q.工業大学というと男子学生ばかりのイメージがありますが、女子学生はどのくらいいますか?

A.建築学科生活環境デザインコースでは、学生の約3~4割が女子学生です。他の学科と比較して多い方だと思います。

Q.地元の大学の方が実家から通えるので楽で安心できると思っています。一人暮らしをしてまで首都圏の大学で勉強するメリットは何ですか?

A.デザインの展覧会やシンポジウムなどはほとんどが都内で行われています。様々な情報や文化にアクセスする上で、学生時代を首都圏で過ごすことは大きなメリットです。また、就職の選択肢も広がります。本学のある首都圏はもとより、卒業生の出身地など全国各地に幅広く就職する可能性ができます。

Q.生活環境デザインコースで勉強して、どのような資格を取ることができますか?

A.生活環境デザインコースの授業のうち、一級建築士の指定科目を修めれば、卒業後2年間の実務経験を経て一級建築士の受験資格を得ることができます。福祉空間デザインコースの授業内容は、福祉住環境コーディネーターの受験に役立つ内容を多く含んでいます。その他、インテリアコーディネーター、インテリアプランナーなどの資格をとる上で必要な知識も学びます。

Q.この学科・コースで勉強すると、将来どのような職業に就くことができますか?

A.ハウスメーカー、建築・インテリアの設計事務所、建設会社など、建築系の会社だけでなく、家具や厨房機器・衛生器具などを扱う企業への就職が考えられます。建築系の会社に就職する場合も、インテリアについて密度濃く学修してきたことはひとつの売りになると思いますし、また、これからの高齢化社会において、福祉的な視点から配慮した設計の力をもった人材は、多く求められることでしょう。

バナースペース

日本工業大学
建築学科 生活環境デザインコース

〒345-8501
埼玉県南埼玉郡宮代町学園台4-1

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