指導教員
准教授
箕輪 健一 / Ken'ichi Minowa
[シェル・空間構造物に関する研究] とあるスポーツ施設などに入ったとき,そこに広がる大空間に驚愕したり感動した経験はありませんか。この柱のない自由な空間を演出するシェル・空間構造物は,集客施設や避難所などの様々な形で利用されるため,魅力だけでなく安全性への要求も高い建物です。この安全性の向上を試みていくと,実は建築構造物には新たなる可能性が山ほどあふれていることに気づきます。箕輪研究室では,積雪や地震,風などに対するシェル・空間構造物の安全性を高める方法を提案し,その方法を実際に縮小模型に適用するなどして実践しています。更には,自由曲面の形状を創生する方法を提案するなど,新たな空間演出の可能性も探っています。 |
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2013.9Hangai Prize |
学生
2024年度
B4
大脇 亨介 / Kosuke Owaki
[形状記憶合金を用いた膜テンセグリティの施工実験] 少ない材料で安定した立体を作り出すテンセグリティ構造物,中でも私は膜テンセグリティに注目しています。実際に作る際には構造物の中でも強い弾力性があるため施工の難易度が高いことがわかります。そこで形状記憶合金を用いることで施工の簡略化を試みるとともに荷重を加えて耐力を求める研究を進めていきます。 |
大和田 真司 / Shinji Owada
[ジオデシックドームの接合部及び施工性の検討] 緊急を要する仮設建築では,部材が少なく,構造が単純なジオデシックドームが最適であると考えています。しかし面材のみで構成するため,接合部に大きな負担が掛かることが推測できます。そこで本研究では,ジオデシックドームを強度のあるCLTパネルで構成し,安全な接合方法及び施工性について検討します。 |
長濱 弥津希 / Mizuki Nagahama
[伸縮アクチュエータによる可変形状トラスの変形と制振] 従来の可動屋根式ドームでは屋根が決められたパターンで動くものが多く,屋根形状自体が変化するものは珍しいと思います。架構自身が変化することで周囲の環境に調和した形状になるなど様々な可能性があると考えています。そこで部材内で長さを変えることで屋根全体の形状を変化させる可変形状トラスについて研究します。 |