データベースの基礎・実際
(Database System Fundamentals and Applications)

教科書

【 授業の目的 】
クライアント/サーバ型情報システムの普及に伴ってデータベースシステムに関する知識が不可欠とされている。授業では、データベースシステムの背後にあるアクセス技法、関係表の設計・操作方法を中心に講義を行い、データベースを実際に設計するに必要な基礎知識を習得する。次いでデータベースシステムの効率的な維持管理・運営を行うに必要な基礎的な知識とデータベースの具体的な設計・開発手順について習得する。
【 授業計画 】
[基礎]
  • データベースシステムの誕生と必要性
  • ファイル編成方法
  • データ独立と3層スキーマモデル
  • ER図による概念データモデルの表現
    【ER図設計演習】
  • 論理データモデルのいろいろな表現
  • 関係データモデル
  • 関係の正規化
  • 関係論理
  • ER図から関係スキーマへの変換
  • オブジェクト指向モデル
  • データ検索言語SQLの仕様と機能
  • 問合わせ処理の最適化
    【SQL記述演習】
  • ACCESSによるスキーマ定義例
[実際]
  • トランザクション管理
  • 同時実行制御と直列可能性
  • 排他制御による一貫性制御
  • 楽観的同時実行制御
  • 障害復旧制御
  • 分散データベースにおけるコミットメント制御
  • 意味データベース
  • マルチメディアデータベース
  • オブジェクト指向データベース
  • 【データベースアプリケーション開発演習】

  • ・概念モデルの分析設計とER図による表現
    ・ACCESSスキーマ形式への変換
    ・操作プログラムの開発

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