“データベース設計の基礎”
参考文献

1章データベース管理システムの誕生と意義
2章データベースのアーキテクチャ
[1]植村 俊亮;データベースシステムの基礎, オーム社
データベースを学ぶ者にとって不朽の名著である.多少,難解なところもあるが是非とも一度は目を通しておきたい1冊.筆者自身の教科書でもある.
[2]北川 博之;データベースシステム, 情報系教科書シリーズ第14巻 昭晃堂
やさしくデータベース全般を解説している.データベースの実装方式やファイル編成等よりもデータモデルの理論的な背景に重きを置いた良い教科書である.
[3]穂高良介;データベース入門,オーム社
ファイル編成を図解によってやさしく解説しているが,入門書であることから,データモデルを深く学ぶものには物足りないかもしれない.
3章データモデル
[4]ダニエル・パスコット;C/S データベース設計入門,日経BP社
ERモデルを基礎にした実際的な情報システムの設計を解説した本である.企業の情報システム設計者の教科書としても使われている.データモデルを正しく記述できるようになるための最適の教科書である.
[5]増永良介;リレーショナルデータベース入門,サイエンス社
関係データモデルに焦点を絞った解説書であるが,やや理論を重視した入門書となっている.関係モデルを深く理解したい者を対象にした本である.
[6]椿 正則;データ中心システムの概念データモデル, オーム社
上級者向け参考書.データベーススペシャリストを目指す者は,一度は目を通しておきたい.ただし,多少難解なため覚悟はいる.
[7]Won Kim,Frederick H.Lochovsky;Object-Oriented Concepts,Database,and Application acm PRESS
オブジェクト指向データベースの理論的な背景と応用を解いたもの.やや専門的.
[8]石塚 圭樹;オブジェクト指向データベース,アスキー出版
オブジェクト指向データベースを理解する入門書として最適.
[9]GEMSTONE;GemStone Programming Guide, GEMSTONE
オブジェクト指向データベースの草分け的存在のGEMSTONEの概念がよく理解できる.
[10]Michael Stonebraker;オブジェクトリレーショナルDBMS,インターナショナル・トムソン・パブリッシング・ジャパン
関係データベースとオブジェクト指向データベースを融合させる方法について解説している.
4章SQL言語仕様と機能
[11]C.J.デイト;標準SQL 改訂第2版, 情報科学シリーズ9,アジソンウェスレイトッパン
本テキストでSQLを解説する上で資料とした本である.やさしくSQL全般を解説しているが,ある程度データベースシステムのプログラム経験がないと理解は難しい.
[12]日本オラクル;ORACLE7 SQL入門,アスキー出版
[13]アレックス・ホーマー;Access95 パーフェクトガイド,翔泳社
ACCESSについては多くの出版物があるが,その一つである.
5章データベース管理システム
[13]D.M.クロンケ;データベース処理 基礎・設計・実装,プレンティスホール トッパン
分厚いテキストであるがデータベース管理システムとはどのようなものであるかを,拾い読みするにはよい教科書である.
[14]白鳥則郎・滝沢誠;分散処理,情報科学コアカリキュラム,丸善
分散システムの解説であるが,実は分散データベースについて,かなり重点をおいて解説している.ある程度コンピュータアーキテクチャを理解していることが前提となる.

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