##### UNIX講座 #####
〜vi・初級編〜
HoreDoreの「
これであなたもviマスター!!
」
最終回
vi山へ機械を導入?!
〜同じ作業の短縮〜
とうとうと言うか、やっとと言うか、最終回を迎えることができました。
まずは、簡単に今までのおさらいです。
viの終了
:wq ZZ ...etc...
カーソルの移動
h j k l
文字の入力
a i
文字の削除
x
行の削除
dd D
行の挿入
o O
文字の置き換え
r R
行の分割と結合
J (文字入力の応用)
今回は、これらの作業を一度にたくさん行なうための機械を導入しましょう。
と、大げさに言ってみたものの、これらのコマンドを何回連続で使うかを数字で入力するだけなのです。
今回の方法は、「viの終了」「文字の入力」「行の挿入」(
上の表の2重枠の作業
)などには無効であることを、最初におさえておいてください。
それでは、連続作業の方法を説明致します。その方法とは・・・
それぞれの道具(コマンド)を使用する直前に数字を入力する
です。
つまり、「
3x
」とすると、3文字削除することができますし、「
3dd
」とすることにより、3行削除されます。
注意する点は、「
5r
」とすると、5文字置き換えることができるのですが、5文字とも
同じ文字
に置き換わるということ。
また、「
5R
」は、「置き換えるために入力した文字列の個数分の、元の文字列」と「置き換えるために入力した文字列の5倍」とが置き換わるということ。(う〜〜む。難しい・・・。)
さらに、行の結合に関しては、全部で何行を1行にするのかを入力する、つまり、カーソルがある行と、
下にある2行を結合
したければ、「
3J
」となります。
今回は、最後というだけあってちょっとややこしいですが、今まで勉強してきた道具の中で、一般的に良くカウント指定が使われるのは、「
文字の削除
」と「
行の削除
」の時です。
今回のカウント指定は、使えなくてもさほど困るものではありませんが、使いこなせるようになるとviの使い方にも一段と幅が出てくるものなので、気が付いたら使ってみることをお勧めします。
今回で、「 UNIX講座 〜vi・初級編〜 」は終了致します。
長い間おつき合いいただき、ありがとうございました。
「初級編」で勉強してきましたviの使い方は、本当に基本となるものばかりですし、また逆に言いますと、これだけをマスターしますと、十分にviを使いこなすことができます。
しかし、vi(vi山)はまだまだ奥が深く、さらなる上の使い方をマスターすると、もっとviの良さがわかってくるでしょう。
是非、viを自分のものにするために、また、少しでもviに興味を持たれましたら、別に用意してあります、
「 UNIX講座 〜vi・中級編〜 」
もさらにアクセスしていただけることを切にお願い致します。
気長に購読していただいた皆様には、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
それでは、次回またお会いできますように。
ではでは。(^_^)/
ゆっくりと緩やかな坂を登るか、急な険しい崖を登って行くかは、これを読んでいるあなたしだいです。
UNIXについては本講座でも最低限の事は説明致しますが、さらに詳しく知りたい方は、UNIXの専門書を読むことをお勧め致します。
最終回 「
vi山へ機械を導入?!
〜同じ作業の短縮〜
」
を お送りいたしました。
今回を持ちまして、「 UNIX講座 〜vi・初級編〜 」は終了致します。
一つ上のレベルとして、
「 UNIX講座 〜vi・中級編〜 」
これで あなたも vi マスター !! Part2
をご用意致しておりますので、そちらの方もアクセスしていただけたら嬉しいです。
また、初級編の
「おまけ」
も、ありますので、そちらも見て下さいね。
Narrator : Hore Dore
Presented by BAY'S HOUSE
(( yoshioka@nit.ac.jp )) -@=@-
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