##### UNIX講座 #####

〜vi・初級編〜

HoreDoreの「 これであなたもviマスター!! 」

 第8回 

vi山の草花の植え換え?!
〜文字の置き換え 〜〜

 前回までに、植え方(挿入)と刈り方(削除)を勉強しましたね。
 今回は、枯れてしまった花(いらない文字)を、新しい花(正しい文字)に植え換える方法を勉強しましょう。

 今回使用する道具は2種類あります。
 まずは、ちょっとした一摘み程度(一文字)の植え換えには

r (小文字のアール)

 を使います。
 二つ目として、たくさん(2文字以上)の植え換えをしたい場合は

R (大文字のアール)

 を使います。
 これらも一種のスコップだと思ってください。スコップは使った後はちゃんと片付けなければいけませんでしたね。
 そう、「[ESC]」です。
 でも、たくさんの草花を植え換えた場合は、今まで通り「[ESC]」で片付けなければいけませんが、ちょっとした一摘み程度(一文字の置換)ならば、今回に限り片付け作業は必要ありません
 ここが今回の注意点です。

 それでは、例を示しながら、使い方を説明しましょう。

 まずは、「」です。
  
This is a pan.
panpenに直します。「^」がカーソル位置です。
This is a pan.
           ^
カーソルを「a」に移動し、「r」キーを押す。
This is a pen.
           ^
おもむろに「e」キーを押すと文字が置き変わる。
最後に、「[ESC]」を押す必要はない

 次は、「」です。
  
He is a my mother.
 motherfatherに直します。「^」がカーソル位置です。

He is a my mother.
           ^
 カーソルを「m」に移動し、「R」キーを押す。

He is a my fother.
            ^
 「f」キーを押す。

He is a my father.
             ^
 「a」キーを押す。

He is a my father.
            ^
 最後に「[ESC]」を押し、「R」を解除する。
 カーソル位置は最後に入力した文字「a」上になる。

 どうです?おわかり頂けましたでしょうか。
 この様に、2種類の植え換え用のスコップを使えるようになると、vi山もそろそろきれいになってまいります。
 「r」と「R」の使い分けができるように、しっかり覚えましょう。

 それでは、次回は、挿し木と接ぎ木でもしましょうか。


 ではでは。(^_^)/

ゆっくりと緩やかな坂を登るか、急な険しい崖を登って行くかは、これを読んでいるあなたしだいです。

UNIXについては本講座でも最低限の事は説明致しますが、さらに詳しく知りたい方は、UNIXの専門書を読むことをお勧め致します。

第8回 「 vi山の草花の植え換え?! 〜文字の置き換え〜 」
    を お送りいたしました。
次回は 「 vi山で挿し木と接ぎ木を! 〜行の分割と結合〜 」
    を 予定しております。 

Narrator :  Hore Dore  
Presented by BAY'S HOUSE
(( yoshioka@nit.ac.jp )) -@=@-

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