##### UNIX講座 #####

〜vi・初級編〜

HoreDoreの「 これであなたもviマスター!! 」

 第1回 

vi山に登ろう!
〜viの起ち上げ〜

 vi山に登るにも、入口がわからないと登ろうにも登れません。
 vi山があることも知らない人は、登ろうと思うこともできませんが。
 しかし、あなたは、vi山があることを知り、今その入口を探しています。

 UNIXのコマンドライン入力(*1)状態で、

vi [RETURN] (*2)
 と、入力します。すると、画面の左端に「~」(読方:チルダ、チルド、アッパーバー、アッパーライン...etc)が全部の行に現れ、


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 の様になります。これはまだ、敵ではありません。
 vi山のふもとに立ち、頂上を見上げると、チルダの樹々が欝蒼と茂っているところが見えているだけです。

 これであなたはvi山の入口に立ちました。

 しかし、vi山への入口は1つだけではありません。
 メール・タウン(*3)にも、vi山への入口があります。

 メール・タウンで仕事をしよう(メール本文を書こう)としているところで、1文字目に


~v
 と、入力してください。すると、先ほどと同じ様な視界が広がり、画面の左端に「~」が全部の行に現れます。
 これは、メール・タウンの中で売られている商品で、「チルダ・コマンド(*4)」と呼ばれているものの中の1つです。
 チルダ・コマンドで、一番注意しなければいけないことは、1文字目に「~」(チルダ)を入力しなければいけないことです。
 これだけを守れば、メール・タウンからでもvi山へは誰でも入ることができます。

 まだまだ、他からもvi山へは登ることができます(*5)が、それはまた機会のあった時ということで。

 これであなたは、vi山の入口に立つことができました。
 しかし、山登りは下山の方法も知らなくては、無事に帰って来ることはできません。

 それでは、次回は、「下山」の方法を覚えることにしましょうか。


 ではでは。(^_^)/

*1  UNIXでは一般的には「%」と「白い点滅している四角」のプロンプト(入力待ち状態)で、文字(コマンド、コマンドライン)を入力します。
*2  以降、「[RETURN]」は省略します。コマンドを打ち込んだ後は、指示の無い限り、[RETURN]キーを押して下さい。
*3  UNIX上で、メールを書いている、または、今まさにこれからメールの文章を書こうとしている状態を、本講座では「メール・タウン」と呼ぶことにします。
 メール・タウンに入るには、他マニュアル等を参照してください。
*4  チルダ・コマンドには便利なものがたくさんありますが、ここでは割愛させて頂きます。詳しくは、マニュアル、または、「~?」をご覧下さい。
*5  ネット・ニュースなどに投稿する場合など、viを立ち上げますが、その方法はそれぞれのマニュアル等を参照してください。

ゆっくりと緩やかな坂を登るか、急な険しい崖を登って行くかは、これを読んでいるあなたしだいです。

UNIXについては本講座でも最低限の事は説明致しますが、さらに詳しく知りたい方は、UNIXの専門書を読むことをお勧め致します。

第1回 「 vi山に登ろう! 〜viの起ち上げ〜 」
    を お送りいたしました。
次回は 「 vi山を下りよう! 〜viの終了〜 」 
    を 予定しております。 

Narrator :  Hore Dore  
Presented by BAY'S HOUSE
(( yoshioka@nit.ac.jp )) -@=@-

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