■プログラムの雛型とコメント■
Eclipseの新規プロジェクトの作成
- ワークベンチを起動
- 「ファイル」→「新規」→「プロジェクト」→「Java」→「Javaプロジェクト」
- 「プロジェクト名」に好きな名前(「入門」など)
- 「終了」
- パッケージエクスプローラー上に作成されたプロジェクトをダブルクリック
- 「src」を右クリックして「新規」→「Class」
- 「名前」に「Hello」,「作成するメソッド・スタブ」で「public static void main(String[] args)」にチェック
- 「終了」
Javaプログラムの雛型
自動生成された雛型に次のように追加
/** * Hello.java * 最初のプログラム * @author 自分の名前 **/ public class Hello { /** * ハローメッセージを表示する * @param args コマンドの引数.メッセージに追加出力される文字列を指定. **/ public static void main( final string[] args ) { System.out.println("hellow"+args[0]); } }
注意として,クラス名とファイル名は必ず一致していないといけない.アルファベットの大文字小文字もあわせておく必要がある.また,Javaの規則としてクラス名は大文字から始める必要がある.
クラス名「class Hello」 → ファイル名「Hello.java」
- クラス名とファイル名は一致させる
- クラス名の最初は大文字でなければならない
実行方法
左上の実行ボタンをクリック.エラーが出るので,良く読む.これは,「args[0]という配列がないよ」という意味.
対策
- 「実行(R)」→「実行ダイアログを開く」
- 作成したプロジェクト名を開く
- 「引数」を開く
- 適当な文字を入力して「実行」
これで,画面下部の表示画面に,メッセージが表示される.
解説
mainが,Javaプログラムで最初に実行させる部分である.mainの関数名の部分はは必ず例のようでなければならない.
public static void main(String[] args)
argsはmainに対する引数(後で説明)であり,この場合は実行ダイアログで指定した文字列をargsへコピーしてからプログラムが起動する.実行ダイアログに書く文字を変更すれば,表示するメッセージを切替えることができる.
C言語との違い
この例では,C言語と違う部分はclassの記述だけである.クラスやオブジェクトに関しては後述する.
class Hello { この中に,ほとんどC言語と同様なプログラムを記述 }
しばらくはC言語とほとんど同じプログラムについて解説する.
プログラム記述上の注意
次のコメントは必ず記述するようにする.
- クラスのコメント
- 関数(引数と返値を含む)のコメント
- 変数のコメント
/**
これで始まるコメントは,Javadoc用(マニュアルの自動作成機能)のコメントとして処理される.特に,@で始まる項目を記述する.
@author プログラム作成者名を記述 @param 引数名 引数の説明を記述 @return 返値の説明を記述
また,プログラムのインデントは必ず付ける.Eclipseではマウスで範囲選択した後,「Ctrl+i」で自動インデントしてくれる.