■日工大の学生用インターネット環境■
■日工大のファイアウォールについて■
日工大では,学内LANとインターネットの間は,ファイアウォールを介して接続されている.ファイアウォールとはセキュリティ向上のために,内部ネットワークと外部ネットワークの間の通信を監視し,あらかじめ許可された通信しか認めないシステムである.昔の関所や,現在の税関のようなものである.
日工大のファイアウォールでは,原則として外部から内部への通信を一切遮断している.例外としてサーバマシンへ届く電子メールと,サーバマシン上で公開するWebページへのアクセスだけが認められている.
外部からのアクセス → × (ファイアウォール) 学内パソコン 外部からのメール → ○ (ファイアウォール) → 日工大メールサーバ 外部からのWebアクセス → ○ (ファイアウォール) → 日工大Webサーバ
内部から外部への通信も,telnetとsshとftp程度しか認められていない.また,Web参照はプロキシー(代理)サーバを経由することで外部への接続が認められている.プロキシーサーバについては後述する.そのほかオンラインゲームやファイル交換ソフトをはじめとする各種ネットワークアプリケーションは外部への通信が一切できない.ただし学内のマシン同士ならば通信可能である.
そもそも日工大の学内LANでは,プライベートアドレスが使われているため,直接外部から内部のマシンへ接続することはできない.
外部のサーバ (ファイアウォール) × ← 学内パソコン(ゲーム・ファイル交換ソフト) 外部のWebサーバ ← (PROXYサーバ) ○ ← 学内パソコン(Webブラウザ) 外部のssh/telnet/ftpサーバ ← (ファイアウォール) ○ ← 学内パソコン(ssh/telnet/ftpソフト)
■学生用サーバ■
日工大では,各学科別に学生向けのサーバを用意している.サーバとは「サービスを提供するコンピュータ」を意味する一般的な用語である.提供するサービスの種類によって,例えば電子メール機能を提供する「メールサーバ」などと種別が存在する.
情報工学科の学生向けのサーバは次のマシンである.
ホスト名 cstu FQDN cstu.nit.ac.jp IPアドレス 202.18.172.80
このcstuマシンは次の学生用サービスを提供している.
- 電子メールサーバ
- Webサーバ(ここに演習でWebページを作成する)
- DNSサーバ(ドメイン名サービス)
- ntpサーバ(時刻同期サービス)
- ftpサーバ(ファイル転送サービス)
■パスワードの変更方法■
学生用サーバへアクセスするためにはパスワードが必要であるが,すでに学生全員に電子メール用のパスワードとして配布されている.実はこのパスワードは電子メールだけではなく,この学生用サーバへのアクセス全般のためのパスワードである.配布された初期パスワードは次にように変更しておくこと.
(A)Webから変更する(推奨)
次のページで変更することができる.このページは学外からもアクセスできる.
このページの説明については,パスワード の変更について(学内専用)に書かれいる.
(B)UNIX上で変更する(学内だけから可能)
UNIXマシンへログインして,従来の方法でパスワードを変更することもできる.cstuにログインした上で,次のpasswdコマンド を実行すること.ログインの仕方は次のリンクを読むこと.
% passwd passwd: Changing password for tamura Enter existing login password: ←古いパスワードを入力 New Password: ←新しいパスワードを入力 Re-enter new Password: ←もう一度新しいパスワードを入力 passwd(SYSTEM): They don't match. もし間違えるとこの表示 Please try again その時は新しいパスワードを入力し直し New Password: Re-enter new Password: passwd: password successfully changed for ... うまくいった場合の表示
■学生用電子メールについて■
日工大では学生全員に電子メールアドレスを配布し,自由に利用できるようになっている.教員や大学からの連絡に利用される.特に就職活動のときに企業への連絡に使用すれば,相手からの信用度もあがることが期待される.
■学生用電子メールアドレス■
日工大が学生全員に提供する学生用電子メールのアドレスは,学籍番号の頭に「c」を付加し,日工大を意味する記号をアットマーク(@)以下に続けた次が使用できる.
c学籍番号@cstu.nit.ac.jp
これは「ユーザ名@学生サーバのFQDN」という表現形式で,そのサーバに登録されているユーザを示す.
一般のメールアドレスの場合には,FQDNではなくホスト名を省略したドメイン名を使用することも多い.それには,ドメイン名を管理しているDNS(Domain Name Service)サーバにドメインを代表するメールサーバを登録しておく必要がある.(※DNSサーバには,メールサーバを登録するためのMXレコードと呼ばれる項目がある.)しかし日工大ではこのMXレコードに教職員用のサーバが登録されているため,学生が利用するメールアドレスからcstuというホスト名を省略できない.
■Webメールの使用方法■
日工大では2005年10月1日より,自宅など学外からでもメールを読み書きできるようにWebメールが導入された.Webメールとは,Webブラウザを介して特定のURLにアクセスすることでメールを読み書きできるようにするWebアプリケーションプログラムの一種である.
Webメールを利用するには,次のリンクをクリックし,その下に書かれているようにユーザ名とパスワードを入力すること.
ユーザ名: c学籍番号 パスワード: 学生サーバのパスワード(電子メール用のパスワード)
■Webメールとその他メールソフトの併用について■
Webメールと,通常のメールソフトの併用する場合,既読メールの管理に注意すること.通常のメールでサーバから新着メールを取り込んだ後サーバ上のメールを削除するように設定しておいても,Webメールで既読になったメールはサーバから削除できない.一度Webメールで読んだメールは,Webメールで削除操作しないといけない.
■メールの転送設定について■
メールを転送することもできるが,それにはFTPソフトを使用する.ここを参照のこと.
■学生用ノートPCの接続について■
情報工学科では,ノートPCの購入を勧め大学に持参してもらうことを期待している.持参したノートPCは次のようにインターネットに接続することができる.
■無線LANについて■
学内のいたる所で無線LANにアクセス可能である.自分のノートパソコンを持参して次の説明に従って自由に利用してよい.
■プロキシーサーバの設定■
日本工業大学では学内のマシン用のプロキシーとして202.18.170.35を用意している.持参したノートパソコンを次のように設定して自由に利用してよい.
■その他の情報■
その他,学内LANに関しては,次のページに情報がある
■学生用のWebページ作成環境■
この講義では,学生用サーバの上に演習用のWebページを作成する.ここに学生用サーバを利用してWebページを作成するための要点をまとめておく.
- 各自のURL:
- http://cstu.nit.ac.jp/~cxxx/index.html
- URLとは: Uniform Resource Locaterの略でWebページの位置を示す記号
- 各自のページ格納ディレクトリの位置:
- ~/public_html
- アクセス権の注意: ディレクトリ・ファイルとも他人に対してRead属性がないと参照不可
- ページの作成・編集手順:cstu.nit.ac.jp上にWebページとなるファイルを作成・編集するだけ。ただし、cstu.nit.ac.jp上には、日本語を編集できるエディタ(emacs,muleなど)が無いため、Windows上で作成したファイルをftpコマンドで転送
- Windows上のFTPコマンド: 演習室には、ttftpが導入されている